綾辻行人原作のホラーアニメ。全12話。
お決まりのメディアミックス展開で、漫画、アニメときて、次は実写映画にもなるようだが、私は原作は読んでいない。
アニメーションは、キャラクター原案が「涼宮ハルヒ」のいとうのいぢ、監督は「xxxHOLiC」や「侵略!イカ娘」の水島努、制作は富山県に本拠を構えるP.A.WORKS。
物語は、1998年の春、とある山間の街、夜見山市の夜見山北中学の3年3組に転校してきた榊原恒一をめぐって展開する。彼はそこで片目の少女、見崎鳴(ミサキメイ)と知り合うが、彼女の存在はクラスメイトからなぜか無視されている。やがて、その周囲で異様な人死にが続発することになる。
原作を読んでいないので、ストーリー構成の評価は控えたいところだが、全体として細君の小野不由美の「屍鬼」に近い雰囲気を醸し出している。だが、クライマックスは綾辻らしく、館である。
正直なところ、ホラーというのは、あまり得意な分野ではないのだが、本作はなかなか心得た演出で感心した。
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